連載 鶴見智男の「布団のコンシェルジュ」
睡眠環境診断士の店
私、鶴見智男は、80年以上続く正木屋という布団屋の5代目です。
まじめにコツコツとお客様のことを考えながら正木屋のノウハウを活かした
布団の提案をしてきました。
そんな経験の中から鶴見智男(正木屋)が
皆様に鶴見流の布団のノウハウをお伝えしたいと思います。
"睡眠環境診断士の鶴見があなたの眠りのサポートを致します。"
第6回 マニフレックスでエコライフ
度々、マニフレックスの機能性について書いてきましたが、この敷寝具が如何に「エコ」であるか書いてみました。
①ご存知のように、マニフレックスは「メイド・イン・イタリー」です。
世界中にイタリアから出荷されています。
特に輸出の多い国が、あの環境に敏感な「ドイツ」なんです。
アレルギー誘発物質等が厳しく制限されて検査されます。
「エコテックス」の方が一般的かもしれません(同じ意味です)
厳しい国際基準に沿った製品である証明です。
マニフレックスの特許であります芯材「エリオセル」は、「水」から作られています。芯材「エリオセル」は、万が一燃やしたとしても殆ど有害ガスを発生しません。
その数値は、旅客機のシートに使われる素材よりも少量です。
このように、マニフレックスの芯材(マットレス)は有害物質を極力使わず、「人」に安心・安全な敷寝具で且つ、「地球環境」にも優しいお布団なんです。
②マニフレックスは「高い耐久性と長期保証」が特徴です。
一般的に、敷寝具に求められる機能の一つに「耐久性」があります。
正木屋で取り扱っています敷寝具の中で、この「耐久性」に「保証」を、しかも「長期」で、謳っているメーカーはマニフレックス以外にありません。
マニフレックスは適当に保証しているわけではありません。
ドイツの工業規格「LGA GERMAN」の認定を受け、高い技術が認められています。
環境問題に厳しいドイツでマニフレッックスが人気なのはこのような裏付けがあるのです。
ただし、この保証はマニフレックスに使われている「芯材」に対してです。
周りを被っている側地は、保証外ですのでご注意を!
ベッドタイプの側地は、余程のことが無い限り(カバーは必ずかけてくださいね)期間内に傷む事は無いと思います。
それに対して、日本仕様の三つ折りのマットレス。
これは毎日上げ下げをしたり、移動をしたりと、側地に負荷がかかります。
そのため、マニフレックスの「メッシュウィング」などは、替えの側地を用意しています。
側地だけが傷んでも、安心して使い続けられますので安心です。
よくお客様から、「この布団、どれくいもつの(使えるの)?」と聞かれます。
「マニフレックス」に関しては、安心してそのタイプ別の「保証」期間までお使いいただけます。
③マニフレックスといえば「真空ロールパック」。
世界中で初めてこのパッケージングを開発。
輸送コストを抑えかつ温暖化ガス排出の削減に貢献しています。
最近はこのロールパックを真似るメーカーが増えましたが、環境に優しいことは、メーカーの隔たり無く取り組んで貰えば良いですね。
「エコ」とは関係ないですが、マニフレックスが開発した「真空ロールパック」は衛生上もクリーンで、イタリアの病院では、入院時に「マニフレックス」を開封して退院時に焼却処分する利用法があるようです。
もう一つ(実はこれが一番強調したいことですが)
このロールアップすることで、芯材に相当の負荷が掛かりますが、「マニフレックス」の芯材はダメージがありませんので安心です。
通常のマットレスは、やたらに折ったり曲げたりすると芯材を傷めますからご注意を!
④マニフレッックスの敷寝具は「スプリングレス」。
今まで(これからも)流通販売された「スプリングマットレス」。
私共正木屋も含めまして、売りきりで後の処分は、お任せ状態。
スプリングマットレスは粗大ゴミ扱いです。(一時は、ゴミ問題にも)
ようやく各自治体でも、このスプリングマットレスの処分にも重い腰を上げて頂けるようになってきました。
正木屋でも、買い換えによる古いスプリングマットレスを私たちで解体・分別処理するサービスを行っていますが、それに費やす時間は結構なものになります。
それに対して、「マニフレックス」の芯材「エリオセル」は、焼却によるダイオキシンの発生が無いんです。
「もえるゴミ」として処分しても、公害の発生はありません。
パッケージングまで含めて、全て一般廃棄物として処理できます。
「エコ」なんて、布団に関係ないだろう!と言われそうですが、この「マニフレックス」は高機能でありながら、「エコ」で地球環境にも貢献している優れものです。
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