正木屋の古今東西
正木屋は初代が大正の末、呉服屋からスタートしています。
まだまだ着物が主流の時代、正木屋も繁盛していました。
戦後になると物不足に日本中が直面しました。
そんな中、布団の需要が伸び始めました。
そこで、正木屋2代目は昭和20年代に布団屋を開業。
ここから正木屋の布団へのこだわりが始まるのです。
昭和40年代の高度成長期の頃は、
婚礼布団が嫁入りの必須アイテムであり、
「布団は財産」とまで言われていた時代です。
くしくも高度成長期の終わりごろである昭和50年代には、2店舗目の布団屋を出店。
さらに、洋品店の開業と正木屋の多角経営が始まりました。
正木屋80年の歴史は、軍国主義社会、高度成長期、バブル期、低成長時代と
めまぐるしく変わる日本と共に生き抜いてきました。
今では5代目の鶴見智男が引き継ぎ、地元のお客様だけではなく、
遠方のお客様にも愛されるお店になれるよう日々奮闘中です。