鶴見智男の
「布団のコンシェルジュ」
総集編3
第11回 知ってみよう!合掛(あいがけ)布団
今回は、掛布団のなかの「合掛」のご紹介をさせていただきます。
暑くも無く、寒くも無く、寝る時は薄くして寝ても、朝方が冷えたりというこんな時期にお薦めな掛布団が、「合掛」の掛布団です。
一般的に、掛布団のタイプは、厚さ(充填量)により3種類委に分けられます。
厚い順に 「冬掛け」⇒「合掛(あいがけ)」⇒「肌掛け」(夏掛け)の区別になっています。
こちらは、羽毛布団の「合掛」になります。
羽毛布団の場合、充填量がタイプ別に
冬掛け「1、3㎏」⇒合掛「0.8㎏」⇒肌掛け「0、3㎏」と、軽くなっております。(それぞれの数値は、ものによって多少の前後があります)
最近の安売りされているものは、充填量が相当に減らされておりますのでお気をつけください。
第12回マニフレックスの悪い所・良い所
私もマニフレックス(敷き寝具と枕)を使って8~9年になります。
私たちのように、直接お客様(特に地元の方々)に対面販売する者としては長所・欠点共にお客様に知って頂くのがサービスと考えておりますので、独断と偏見による、気付いた所をご紹介したいと思います。
先に「悪い所」と「悪い所の解決法」を書いてみました。
悪い所1色々なモデルが多すぎて、最初は何を選択して良いか困る
自分なりの解決法
一つの参考資料として下記をご覧ください。
赤の囲みが、それぞれのタイプ別になっています。
グラフ上に縦軸が販売価格(上から下に低価格)で横軸がマットレスの硬さ(左から右に柔らかい)の分布になっています。
あとは、ベッドタイプか三つ折りタイプかオーバーレイタイプかということになります。
最後の最後に、店頭で必ず試し寝をしてみることです。
悪い所2イタリア製だから仕方ないが、モデル名がぴんとこない
自分なりの解決法
ご自分の好みのモデルだけ覚えてください。意味まで考えるとぴんとこないと思いますのでモデル名はあまりこだわらないでください。
悪い所3真空ロールアップ製法は、理に叶っているが、稀に中心部の復元が遅い
自分なりの解決法
本来は、そのままで放置しておけば、必ず復元します。
それが待てない方は、末端の復元していない部分にスチームアイロンを押し当てながら手で直接その部分を押してあげてください。
この繰り返しを5分~10分して頂ければ、チャンと復元します!
悪い所4高反発マットレスの先駆けだが、慣れない方には時間がかかる場合がある
自分なりの解決法
扱い当初は「高反発」⇒イコール「固い」というイメージが定番でした。
しかし、最近の新しいタイプは、「えっ!」って、疑うくらい柔らかいマットレスが主流になりつつあります。「柔らかいのに高反発」
悪い所5欲しい時に、在庫切れで待たされる
自分なりの解決法
全てのタイプの在庫を自分たちで保有できるほどの力が無いです!
ですが、出来る限り売れ筋の商品に関しては在庫を持つように頑張ります。
続いて良い所を書いてみました。
良い所1長期保証があるだけに、へたらない
さすがに、これは現在どのメーカーも追いつけない技術だと思います。
私が使っているものは、「12年保証」で、いま9年目!
通常の敷き寝具は、毎晩使っていれば3年も使えばヘタリが来ます。
殆どの方は、それをそのままお使いになっていますが、そのヘタリから来る「寝姿勢の崩れ」が、安眠を妨げる一つの要因です。
これが、芯材に使われているマット「エリオセル」というものです。
この「へたらない」耐久性は、科学的な実証が有っての保証なんです。
ドイツの工業規格「LGA-GERMANY」の厳しい検査を受けての証となっています。
マニフレックスの場合、芯材が厚いほど、保証期間も長くなっています。
ヨーロッパでは、ベッド台はそのままで、その上に置くマットレスを「マニフレックス」に買い換えをされる方が、非常に多いと聞いております。
良い所2隣でマットを移動しても、気付かない
私がマニフレックスを使い続けて9年目。 サイズは、クィーンサイズ(160㎝ × 200㎝)に夫婦で一緒に寝ています。
以前は、某有名メーカーのスプリングマットレスを使っていたのですがお互い寝静まってからトイレ等で起きた時に、必ずその度に寝ている側も起こされます。
これは仕方の無いことだと諦めていましたが、マニフレックスを使ってビックリ!
一晩中、お互いに起こされること無く、気を遣わずに起きることが出来るんです。
やはり、特許である「エリオセル」というマットレスが、圧力のかかっている部分を集中して支え続ける特徴が良く出ている場面だと思います。
「高反発だから固いだけ」という単純な物ではありません。
良い所3通気性が良い
40歳代に入って、どれだけ寝てもどーも疲れが取れにくいな~!と感じるようになり、これは寝具を変えてみようと、流行に乗って「低反発」のものを使い始めました。
上のように、コマーシャルでよく見かける、押した手形が暫く残るタイプです。
おまけに、芯材のマットレスが「ヘニャヘニャ」(毎晩30度から下がらない時分)
困った私は、当時流行りだした(ミーハーです)「冷やりシート」を使ってみると、さらに吸湿性まで遮ることになり、寝苦しくて不眠症になりかけてしまいました。
そこで、これはもう他の物に変えるしか無い!と意を決して、たった半年ちょっとでこのマニフレックスに買い換えることにしました。続けての出費は痛かったですが!
上のウレタンが、マニフレックスの芯材「エリオセル」
見た目は何の変哲も無いウレタンですが、使ってみるとその「通気性」の抜群なこと!(全く蒸れ知らず!)
しかも、39度の真夏の日でも、零下の真冬でもその硬さに一切の変化がありません。(しかも、この9年間変化無し)
良い所4:真夏でも真冬でもマットレスの寝心地が変わらない
これには、感動すらしました\(^_^)/
(大袈裟で無く正直な感想です)
個人的に、低反発タイプのマットレスとの相性が最悪だったのでしょう。
必ず個人差はありますので、こんな体験談でも参考にして頂ければ幸いです。
良い所5目覚めが気持ちいい
これは、自分が使っているお布団との相性があると思いますが、私の場合、朝起きた時に「グッスリ眠れた~」っと感じられるのは確かです。
多くの方にこの実感していただきたいという気持ちです。
第13回マニフレックス 特注サイズがあるって知ってますか
今まであまりご紹介してなかっと思います、「マニフレックス」のベッド用マットレス「特注サイズ」のご案内をさせて頂きます。
マニフレックスのベッド用マットレス
基本的に、各モデルとも下記の4サイズです。
- シングル
- 巾 100㎝
- セミダブル
- 巾 120㎝
- ダブル
- 巾 140㎝
- クイーン
- 巾 160㎝
⇒ エアメッシュ・ハットトリックは無し
「モデル 246」のみ、小さいサイズ( 巾 80㎝ )も、取り扱っております。 そして、今回ご紹介するのは、「特注サイズ」ですが、各モデル、 最大「 巾200㎝ × 長さ220㎝ 」の範囲で「巾」と「長さ」を、お客様のご希望サイズにて製作できます。
但し、納期が3ヶ月ほどかかりますのでお急ぎの方にはお薦めできません。
最近、インテリアに関心の高い方は、お部屋に合わせてベッドフレームを家具職人に別注して作ってもらい、その上にマニフレックスをお使いになる方も増えてきています。
サイズが無くて困っている方には朗報ではないでしょうか。
第14回日本睡眠環境学会 in足利へ出席しました
簡単な講座ではありませんが、「睡眠環境・寝具指導士」として出席してきました。
睡眠に関するスペシャリストによる講義が行われ、難しい内容でしたが大変勉強になりました。
出席させていただく度に最新の知識を学ぶ事ができますのでとても刺激になります。
日本睡眠環境学会の参加者は大学の先生方が大半です。
私のようなものが参加させていただけることは大変光栄なことです。
このような機会を無駄にしないためにも、日本睡眠環境学会で勉強したことをお客様のために役立たせることができるように頑張りたいと思います。
第15回 羽毛布団リフォーム
当店にお持ち頂く「古い羽毛布団」は平均20年~30年程前に購入したものが 、殆どです。
古いからと言って諦めずに、リフォームでお値打ちに気持ちの良いふっくら羽毛布団に蘇らせましょう。
羽毛布団リフォームの工程
- 1お客様の羽毛布団をお預かり致します。
- 2この際、サイズ変更等々ご希望をお伺い致します。
ここから、リフォーム作業スタートです。
- 3お預かりした羽毛布団の、詰め物(ダウン等全て)を取り出します。
- 4除塵作業(その詰め物から復元しないダウン等々)で、ゴミを処理します。(廃棄)
- 5残った詰め物を高温スチーム洗浄 ⇒ 薬品(オゾン)加工でボリュームアップします。
- 6ダウンを乾燥させます ⇒ 新品ダウンを補充します。(基本的に元の充填量に戻します)
- 7乾いたダウンを、お客様ご指定の新品側地に充填していきます。
- 8最後に口を閉じて、仕上げて出来上がりです。
3 ⇒ 8 までの作業は、全てお一人様ずつの工程です。
決して、他のお客様と一緒に作業を行うことは致しません。
このようなお客様もおられます。
5 の工程に「プラス」して羽毛を直接「温水洗浄」して、より羽毛のコンディションを上げていきました。
質問がありましたら「お布団 無料相談」でお問合せください。