鶴見智男の
「布団のコンシェルジュ」
総集編4
第18回 睡眠環境・寝具指導士講習で学んだこと
上記の図は、お布団に求められる基本性能としての略図です。
布団の外「寝室環境」と中側の「寝床内環境」も、睡眠に影響を及ぼします。
そして体を被っている掛布団と敷布団(ここでは、ひっくるめて寝具とします)
この寝具に求められる性能は、睡眠中の生理現象と密接に関連しています。
- ① 保温性
- ② 吸湿・透湿・放湿性
- ③ 軽さ
- ④ ドレープ性(フィット性)
- ⑤ 支持性能(特に敷布団)
①から⑤の基本性能を備えた寝具で寝る事で、人間の発汗や蒸れ・体温低下等の生理現象を補助してくれて、気持ちの良い睡眠が得られます。
(この当たり前の性能を満たしていない「布団と呼ばれている代物」が多すぎます)
第17回 マニフレックス「メッシュ・ウィング レオナルド」
人気三つ折りモデル「メッシュ・ウィング」のアップグレード・モデルで、発売されて間もない、新しいモデルです。
一番の違いは、芯材に固い(通常の)ウレタンと「柔らかい」ウレタンを貼り合わせて、リバーシブル仕様に仕上げていることです。
芯材は<エリオセル®>8cmと<エリオセル・ソフト®>を3cm使用した、ハイブリッド仕様、どちらを上面にして使うかで、2種類の異なった寝心地を楽しめます。
格子状のデザインが特徴的な側地は、ストレッチ性と通気性に富んだサーキュレーションメッシュを採用、1年中ベタつかず蒸れにくい快適な寝心地を実現しています。
第16回 古いわたのお布団を打直し仕立でECO
昔ながらの「わたのお布団」をただの古い布団と直ぐに捨てないで下さい。
綿わたは、今では高価な天然資源なのです。
綿花から採れる「綿わた」は、服地などの素材としても貴重なものです。
代表的な「インド綿」や「メキシコ綿」等、その特性を生かして様々なものに使われています。
こちらが、布団の側地を剥がして、再生する前の古いわたです。
こちらは、古いわたを再生(打直し)して一枚ずつ薄く作った「わた」になります。
再生した「わた」を職人が一枚一枚丁寧に重ねながら、仕立てていきます。
これで、再生した布団の出来上がり。
この一連の工程を、「打直し仕立」と呼んでいます。
最近の安価な布団には無い、ふとん屋の思いがこもったお布団です。
エコにもつながり、日本の気候にも適した「わたのお布団」もいいものです。
質問がありましたら「お布団 無料相談」でお問合せください。